注文住宅を購入する際に発生する住宅ローン

注文住宅と住宅ローンの発生タイミング

住宅ローンは、一戸建てなど住居を伴う建造物を購入した時点で融資が行われ、支払い義務が発生する仕組みとなっています。建築済みの建物を購入した場合、不動産会社に支払う契約手付金を事前に支払った後、残りの金額を住宅ローンとして月々返済していくパターンです。一方、注文住宅に関する総支払額は、住宅建設にかかる費用に加えて、土地を購入する代金も含まれます。支払いに必要な手元資金が足りない場合は、建物と土地の両方に対して、住宅ローンを組む必要があります。

原則として、住宅ローンによる融資は、建物が完成した時点で開始されますが、土地の取得にかかる費用と住宅建築に関する費用は、住宅完成前に支払う義務が発生します。その際、建物の建設にかかる費用の7割程度は、住宅が完成する前に支払うケースが一般的です。

2つの住宅ローンを契約しつつつなぎ融資も行う

注文住宅完成に必要な土地と建物を合わせた費用は、数千万円にも及ぶため、よほど資金に余裕のある人以外は住宅ローンとつなぎ融資を併用する必要があります。その際、住宅ローンに関しては、土地代金と建物代金を別に分けて契約する点が重要です。土地の購入代金は契約手付金と残りの代金に分類されますが、契約手付金を現金で支払い、残りを土地専用の住宅ローンで支払います。建物の代金については、進捗状況によって工事代金が発生しますが、着工並びに上棟のタイミングでは、住宅ローンでの支払いができないといったデメリットが生じます。

建物の着工並びに上棟が完了した時点での工事代金を支払うために、必要な資金を調達する方法が、つなぎ融資です。つなぎ融資によって生じた利息等の支払額は、建物完成時に発生する建物専用の住宅ローンで返済します。

注文住宅の費用の大半を占める土地代を抑えることで、福岡の注文住宅のコストダウンが可能になります。平均坪価格が高い中央区、博多区、早良区よりも、平均坪価格が低い城南区、東区、西区を選びましょう。